年に2回の参勤交代
…じゃなかった
盛岡珈琲フェスティバルに出店して参りました。
もう4度目なのでブログ内容的には新鮮味がありませんが、意外とこのブログを見て出店の参考にしたり来場の参考にされた方もいるようなので、多少の意味はあるようです。
そんなわけで、かいつまんでレポートして行きます。
今回は諸事情により、
初日は遅刻して午後からの出店となりました。
札幌を出たのは当日の朝。
6:00 札幌駅発 スーパー北斗
札幌から函館新北斗まで3時間半。
長い道のりです。
新函館北斗で新幹線に乗り換えなので
「いかめし」を購入。
いかめしと言えば
最近『おいしい給食』を一気観したばかりだったので
「函館」
「いかめし」
「い・か・め・し」
とテンションが上がって買ってしまったのです。
でも映画はまだ観ていません。
……。
話が脱線しましたが
新幹線は予定通り盛岡に11時45分に到着。
会場へ直行です。
横断幕ができてスケールアップしています。
こんなの今までありませんでしたよ。
場内はすでに大混雑。
ラジオ局の方が場内放送でインタビュー実況したり、なんだかフェスとしてスケールアップしています。
お客様もどんどん来てしまうので急いで準備です。
超速で30分くらいで準備しました。
だってMCの方が場内アナウンスで
「札幌から珈琲丹さん、到着しましたぁー!」
と盛り上げてしまうんですもの。
…
やることはいつもと同じなので、はじまってしまえばこちらのペースです。
…
私は、毎回何かしらネタを仕込んでこのフェスに臨みます。
前々回はネルドリップチャレンジ。
前回はドデカいネル抽出。
今回はもう一歩進んで、
そのドデカネルを使って高濃度の珈琲を作るという趣向にしてみました。
濃度的には200gで800mlや
300gで1200ml。
一杯淹てで言うところの20gで80ccの比率ですが、それよりも濃くなる感じです。
しかし、これだけだと完全な独りよがり。
濃い珈琲が好きな人なんて世の中的にはむしろ少数派ですからね。
そこで、今回はこの液体を飲みやすくするためにチェイサーを用意しました。
珈琲のチェイサーでは水や炭酸水などが一般的ですが、それでは面白くありませんし、何より私の珈琲に炭酸水が合うとは到底思えません。
そこで用意したのがこちら
カルピス
苦味の珈琲とカルピス。
苦味に対して甘酸っぱさが調和する!
ミルクよりも油分がなくさっぱりしているから、珈琲を飲んだあとに入ってきても珈琲の方を立ててくれるのか!
(ん?なんか『おいしい給食』っぽいぞ!)
まあカルピスはただの面白味として持ち込んだだけなのでそんなに重要ではありません。
私としては濃い珈琲を出せたので今回は満足です。
一日目は遅刻したせいで3時間しかなかったのですが、それでも70杯出たのでやっぱり盛フェスはやばいです。
閉店後は出店者とボランティアの方々で懇親会。
いつもこの時間が楽しくて、気持ちの半分くらいはこれ目当てで来ているようなものです。
良い時間を過ごしました。
2日目
7時に起きて、朝食はいつも通り石窯パン工房ミッシェルのイートイン。
惣菜パンばかり選ぶセンスは置いておいて
注目して欲しいのはこっち。
カルピス。
そうでした。
ミッシェルのイートインにはカルピスの無料サービスがあるのでした。
これは、潜在意識に思えてしかたがありません。
盛岡珈琲フェスティバルとカルピスを結び付ける記憶が私の脳内には眠っていた証拠にほかならないのです。
「盛岡」で「カルピス付いてきた、うれしー」という忘れられた記憶と今回のアイディアは無関係ではない、と。
人間の脳なんてそんなもんでしょう。
思いがけずスッキリしたところで2日目開幕。
2日目も基本的にはドデカネルを使って、濃い珈琲を
作る
作る
作る。
ちなみにこのドデカネルはギャグのつもりでやっているだけなのですが、そこの面白さに気付いてくれる人が少ないのが残念なところです。
次はテニスラケットをくり抜いてネルを張ってこようと思います。
…。
今回は13時過ぎにブレンドが尽きてしまったので、実質的にはそこで終了。それ以降は仕方なくストレートの豆をチケットで出していました。
早々に完売した理由はチケットサービスの珈琲一杯あたりに豆量を使いすぎたせいですね。
正直、豆売りはからっきしだったのでオンラインからご注文頂けると嬉しいです。
提供数に関してはなんだかんだ粘りがちで、2日目はなんとか100杯も超えていました。
実際に液体を飲んでもらうのが目的のイベントなので、そこは大事かなと思っています。
ちなみに、出店の参考になるかと思って、過去の出店レポートでも自店の杯数を記録しているのですが、どうやら当店の杯数は平均から見ると異常に多いらしいです。
出店される方はこのブログに騙されないようお気をつけ下さい。
以上。第11回盛岡珈琲フェスティバル出店レポートでした。
おまけ情報
盛岡珈琲フェスティバルメンバーでもあるKUBEL’S COFFEEさんの店舗がNEW OPENしました。
・盛岡市開運橋通1-4
盛フェス会場のクロステラスから目と鼻の先。
今回の盛フェスは閉店時刻が早かったので、最高のタイミングで伺う事ができました。
珈琲も内装も名久井さんのセンスが通っていて良いお店です。
珈琲はウガンダのウォッシュト。
こういうウォッシュトのウガンダは良いですよねー。
美味しいタンザニア像に似ているけど、より柔和な感じ。
珈琲を飲んでいたら海老川珈琲さんの所のお嬢さんが来て、おもいがけず良い写真が撮れました。
KUBEL’Sさんも海老川さんも盛岡珈琲フェスティバルの同期と私は勝手に思っているので、皆さんステップアップしてお店を持たれているのを見ると、自分もがんばろーって思うのでした。