不思議な店名「めいらあ堂」の由来
めいらあ堂の由来は「メイラード反応」という化学反応にあります。
辞書的に言えば「還元糖とアミノ化合物を加熱したときなどに見られる褐色物質(メラノイジン)を生み出す反応のこと」
と言われてもピンと来ないかもしれませんが、
コーヒー豆を焙煎する過程で、豆が色づき、香りを作り出す「焙煎の魔術」こそがこのメイラード反応です。
※メイラード反応以外にもいくつかの化学反応が珈琲の香りを生み出す要素となっています
そこからモジって「めいらあどう」と名付けました。
「珈琲の魔術」の生まれる場所となれば嬉しいです。
焙煎について
めいらあ堂は自家焙煎の珈琲店です。
店で扱う珈琲豆はすべて店内の1キロ直火式焙煎機にてこまめに焙煎しております。
焙煎度は酸味の穏やかな中煎りを中心に、苦味主体の深煎りまであります。
喫茶では、たっぷりの豆を使って濃度の高い珈琲をお淹れしております。
これはすなわち、濃くてもバランスの崩れない珈琲であることが前提になりますので、
ご自宅で淹れても、バランスの良い飲みやすい珈琲かと思います。
ネルドリップ
喫茶ではネルドリップ抽出で珈琲を淹れます。
札幌でネルドリップというと、「濃い珈琲」というイメージが付きまといますが、必ずしも濃い珈琲とは限りません。
当店では粗挽きに挽いた豆を使用し、焙煎度も深煎り専門ではなく中煎りの珈琲まで、それぞれの豆に合った淹れ方でネル抽出をします。
「風味はしっかりしてるけど重くない」それでいてネルドリップならではのコーヒーオイルを感じる「滑らかな舌触り」を出せるように、精いっぱいの抽出を心がけています。