先週末は店舗を休んで盛岡珈琲フェスティバルに出店して参りました。
今回の出店者も凄かったです。
北は北海道、南は九州。さらには台湾からも2店舗。総勢28店舗の出店となりました。
札幌から行く私にとってもそうですが、盛岡という場所はなかなか気軽には行けない場所です。
経費も結構かかるので遠方から行って採算をとるのは実際のところ難しいものです。
しかし、それでも出たいという出店者・ボランティアが全国からやってくるわけですからこのフェスティバルにはお金ではない「なにか人を惹きつけるもの」があるに違いありません。
ある意味ウッドストックのような場所なのです。

それでは出店の模様を紹介します。
今回の移動は飛行機でした。桑園を出てから数えてトータル4時間くらい。新幹線より2時間くらい速いです。

とりあえず宿に荷物を置かせてもらいに行きます。
宿泊は毎度お世話になっているこちら

ついでに食堂で腹ごしらえ

ここの食堂は料理が非常に美味しいです。
夜は居酒屋としても営業していますので、宿泊とは関係なくいつも賑わっているお店です。
お腹を満たして珈琲の美味しいベストコンディションを整えたところで、いざ機屋。

ベストコンディションで機屋の珈琲を堪能するというのが、今回のファーストミッション。

今回は一期一会のオールドではなく、定番品の味を舌に刻んでおきたいと思い、定番のドミニカ。
豆で飲んだことは何度かあったけれど機屋のドミニカはやはり最高に美味しい。
香ばしさがひろがってホロ苦を出すことなくなめらかに甘い感じ。
もう一杯飲みたいところでしたが、準備に支障が出ないように程よいタイミングで店を出ました。
そこからいつも盛フェスに出店されている渡辺さんのお店へ。


デミタス濃度で出てくる酸味のトーン・しっとり感が美味しい。
これは”ならではの味”に感じます。
以前豆で頂いても美味しかったけれど、やはり美味しいです。

おかわりでオールドのグァテマラ。
冷めると甘く感じるオールドの酸味の感じが良いです。
札幌の店の話や盛フェスの話をして、店を出ました。
2軒続けて極上のネルドリップ珈琲にありつけるから、盛岡という街はネルドリップ天国だなと思う。
盛岡の街をブラブラ散歩して、夕方から設営準備。

遠征組は前乗りが多いので、前日の設営は各地からぞろぞろ人が集います。
しぜんと高揚感が出てきます。

例によって、イベント開始後は全然写真を撮っていません。



今回は盛フェス同期の海老川珈琲(船橋)が隣で嬉しかったです。
後藤さんのデミタスも非常に美味しかった。
今回は過去回ほど爆発的な杯数は出なかったのですが、それでも一日中淹れっぱなしに近い形で、クオリティを落とさずに淹れられたかなと感じます。
提供したブレンドは飲みやすいレギュラーの濃度で、しかしネルドリップの滑らかはしっかり感じられる液体で出せたのではないかと思います。
お客様の反響も良く、一周飲み比べしてから豆を買いに戻って来てくださる方も多かったのが嬉しいところでした。
出店を重ねるごとに毎回飲みに来てくださるお客様も増えてきたのも嬉しい。
今回はフェスとは別にネルドリップの朝練があり、これも楽しかった。
そのあと一日中珈琲を淹れるというのにさらに朝練をしたいなんて、やっぱりみんな珈琲大好きなんですよね。
企画してくれた喫茶いずみの伊藤さん、そしてそれをさせてくれる機屋の関さんの懐の深さにも感謝です。
そんなわけで盛フェスは、いつも珈琲大好きネルドリップ大好きな人ばかりが集まるイベントです。
「儲かりますよー」とは絶対に言えませんが、もしも北海道から出店したいよーという珈琲屋さんがいましたら是非お気軽に相談下さい!
出店を検討するにあたって参考になる話はできるかと思います。
末筆になりますが、主催のねるどりっぷ機屋、フェスティバル実行委員会の皆様、ボランティアの皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。
秋にまた来ます!